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昨日6月15日、ヴィッセル神戸がフィンク新監督の元で新しい挑戦が始まりました。

見事キャプテンイニエスタの今季初ゴールで勝利した神戸。

まだ選手、スタッフ、ファンはもちろん上位進出とACL出場を諦めていません。

そこで昨日の試合から本日にかけてのニュースをまとめてみました。

待ちこがれていた関東のファン、サポーターの前で、ようやく今季初めてプレーし、得点まで決めた。

これまで、関東にはあまり縁がなかった。

相手は首位に立つFC東京。難敵であることは明らかだった。ただフィンク監督は逆に自分たちの戦い方を相手が予想できない優位性があると感じていたという。合流間もない中でFWウェリントンのトップ下起用、そしてイニエスタのボランチ起用と、出来る限りの自分の考えを落とし込んで、初陣に臨んでいた。

 その中でも欠かせないピースとして考えていたのがイニエスタだった。別メニューを続けるイニエスタだったが、新指揮官の期待に応えようと復帰を決意。それまで神戸では攻撃的なポジションを務めることが多かったが、フィンク監督は「ビルドアップで貢献してほしい」とMF山口蛍とのダブルボランチでの役割を与えて送り出していた。

「ウェリントンをビジャよりもあえて少し下げた位置でプレーさせたのは、彼はボールを収めるのが上手いからだ。FC東京がプレスをかけてきたときには前線へ長いボールを入れて、それをウェリントンが収めることで彼の背後にスペースが生まれ、そこを上手く利用することができた」

イニエスタが低い位置でプレーすることで、テンポの良いパスワークの起点となり、縦パスと逆サイドへのロングパスを器用に使い分ける、質の高いポゼッションサッカーを展開。前半5分、自陣で相手選手2人の挟み撃ちに遭うも、細かなステップですり抜けるキープ力を見せつけると、同9分には低い位置でフリーでボールを受け、ゆっくりと敵陣の隙を見極めると、意表を突くアウトサイドパスで元スペイン代表FWダビド・ビジャの決定機を演出。これはオフサイド判定となるも、イニエスタのプレーにスタジアムではどよめきが起こっていた。

試合後、イニエスタはゴールの場面について尋ねられると、「素晴らしいゴールだった」と開口一番にコメントし、「勝ち点につながったという意味で、素晴らしいゴールだと思っている。チームが勝利を必要としている状況だったし、リーグ首位に対して勝つという重要性も分かっていたので喜んでいる」と言及した。

 また、バルセロナやスペイン代表で長きにわたり共闘した元スペイン代表FWダビド・ビジャも、復帰したイニエスタについて「彼はこのチームのベストプレーヤーであるし、彼がチームに加わることでもたらされる安心感やクオリティーは本当に大きい」と絶賛していた。今季は2度にわたる監督交代を行っている神戸だが、イニエスタの復帰をきっかけに、ようやく明るい光が灯り始めている。

FC東京戦で決勝ゴールを決めたMFアンドレス・イニエスタ(35)に関しても「後ろで安全にボールを運び、ゲームを組み立てられる選手。ただ、次の対戦相手によって、起用法は考えていかないといけない」と語った。「バルセロナ化」から「フィンク流」へ、改革が始まる。

「チームとしてはこの調子で次の試合に向けてしっかりと準備していくということで、時間はあるのでリーグでさらに上位を目指すために頑張っていきたいと思います」と、上位浮上を目指して意気込んだ。

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