突然ですが、みなさんは趣味はありますか?
自分の趣味、、一言で言ってパっと思いつきますか?
没頭できたり、ストレス発散したり、楽しんだり。
趣味がある方は楽しみがあるからいいんですが、趣味がない方!なんとなく休日を過ごしている中高年の方も多いと思います。
休日は家族サービスやらなんやらで結局あまりボーッとする時間も持てず、本当に何もない方にこんな提案をさせていただきたいと思います。
今さらですが、Jリーグ観てみませんか?
サッカーって我々中高年のイメージってどうなんでしょう。
今でさえ日本もアジアの中では強くなり、日本代表の試合、特にW杯等はサッカーに興味がない方々も多数観られていると思います。
特に今年(2018年)のW杯は、久しぶりに日本が決勝トーナメントに進出しましたが、決勝トーナメント初戦で当時世界ランキング3位のベルギー代表相手に途中まで2−0でリードするも、最後の最後で逆転され2−3で敗れた試合は記憶に新しいところですね。
こんなに世界と戦えるようになったサッカー日本代表ですが、我々の世代は、、やはり野球がメインだったような気がします。
もちろんサッカーやっていた知り合いもいますが、それでも野球全盛だったと思います。
しかしプロサッカーリーグであるJリーグが1993年に開始されてから、確実に日本でもサッカーブームとなり、小さい頃からサッカーをやり始める子供達も爆発的に増えました。(現実問題として、今4年連続でサッカー人口が下がっているようです。そこには少子化の問題があり、サッカーに必要な人数を揃える事がだんだん困難になってきているようです。)
プロレベルと言っても海外のそれと比べるとまだまだ?なのかもしれませんが、今Jリーグに新しい風が吹いていることをご存知でしょうか?
世界基準のサッカーが日本でも観られるような環境になりつつあるのです。
実は自分もサッカーは日本代表の試合を観る位のにわかですw。
誰かのファンでもないですし、どこのチームのファンでもありませんでした。
今年(2018年)の7月までは。
では、何故あまりサッカーに興味のなかった自分が、今こうしてサッカーましてはJリーグ観戦をオススメするのか。
今ではすっかりJリーグのヴィッセル神戸のファンとなってしまった理由と皆さんにオススメする理由をお伝えしたいと思います。
HotRod的目次
アンドレス・イニエスタ(Andrés Iniesta)
イニエスタって誰?
まず、今のヴィッセル神戸を語る時に、、というか語るほど知らないのですが、、色々調べましたw。
もとい、今のヴィッセル神戸を語る時に絶対の外せないのがアンドレス・イニエスタ選手です。
サッカーにあまり興味がない方ももしかしたら聞いた事がある名前かもしれません。
スペインの至宝とも言えるイニエスタ。
それがなんで日本のチームに?というところから始まります。
イニエスタ選手はスペインのプロリーグであるリーガ・エスパニョーラのバルセロナというチームの選手でした。
2002年にトップチームデビューを果たしてから、バルセロナ一筋16年という長い年月をスペインリーグの中でもトップクラスをひたすら走り続けてきた選手でした。ラ・マシア(バルセロナの下部組織)の最高傑作と呼ばれるほど、その才能は突出していました。
2010年のW杯のオランダとの決勝では、延長後半11分に決勝ゴールを決め、母国スペインのW杯初優勝に大きく貢献しています。
この映像を観てもわかるように凄い選手なんです。
これは決勝ゴールですが、イニエスタはMFというポジションですので。本来であれば主にゲームを組み立てる人なんです。
でももちろんサッカーはどのポジションでもゴールを決める事ができますし、イニエスタが決めてもちろん素晴らしいんですが、主に彼はゲームを作るポジションで彼の才能を発揮してきた選手です。
上の動画の8秒目位の映像で、イニエスタがバックヒールでパスを出している部分がありますので、そちらも確認していただけると彼の視野に広さもよくわかると思います。
ボールキープの際にほぼボールを他の選手に取られないですよね。
ボールが足に吸い付いているようですね。
とにかくゲームを作れる、パス一つドリブル一つで試合展開を変えられる世界最高峰の選手の一人なんです。
イニエスタがバルセロナを退団?
長きに渡り、バルセロナでプレーしたイニエスタでしたが、2018年4月27日にバルセロナを退団すると発表しました。
「この決断は、クラブ内部のこと、僕個人のこと、家族レベルのこと、それらすべてを熟慮に入れたもの」と、考えた末の決意だったことを強調しながらも、「今日は、僕にとって、とても難しい日だ。ここは、僕の家だ。僕の場合は…本当に難しい…」と言葉に詰まり、こぼれそうになる涙を堪え、その度に、「難しい…」と繰り返した。
このニュースは、サッカーにあまり興味のなかった自分にはあまり響く訳もなく、次もヨーロッパでサッカーをするんだろうな位にしか思っていませんでした。こういう世界レベルの選手、まだまだ世界で主力としてチームを引っ張っていくことができる選手が日本のJリーグに来るとの考えは皆無でした。恐らくこのニュースを見た人達も同じ考えだったと思います。
イニエスタがヴィッセル神戸に入団?
5月入ると日本のJリーグのチームで、神戸に本拠地を置くヴィッセル神戸がイニエスタに年俸32億円の3年契約をオファーという見出しが出るようになりました。
「FCバルセロナの英雄だったイニエスタが退団したが、どのようなチームで輝けるのか? 」 編集部からそうしたテーマで原稿を書けないか、と依頼された。言わずと知れた、「J1リーグのヴィッセル神戸がアンドレス・イニエスタ(33才、バルサ)に3年契約、年俸32億円で獲得オファー」というニュースが世界を駆け巡っているせいだろう。中国行きが濃厚と言われていたが、一転し、日本行きの可能性が浮上。大きな騒ぎになっている。ヴィッセルはクラブとして公式に接触したことを否定したが、バルサの胸スポンサーである楽天の三木谷浩史社長が単独で動いている可能性は否定していない。
欧州以外のクラブに移籍する意思があることを明かし、神戸のほかに中国やオーストラリアなどへの移籍が囁かれていた。 その数あるオファーの中でイニエスタは神戸を新天地に選んだ。「幸運なことに色々なオファーがあった。私に関心を持ってくれた他のクラブにも感謝したい。私がヴィッセル神戸に決めた理由は、提示されたプロジェクトが非常に興味深かったからだ。私に対して人としてプレイヤーとして信頼を持ってくれたことが大きかった」
「最初は、そもそも彼がバルセロナから出るということ自体、私もあまり信じられませんでした。 スポーツダイレクターの三浦淳寛や吉田(孝行)監督に、『もし来たらどうなるだろう?』と聞くようなところから始まりました。 すると『サッカーが全く変わります』と。 イニエスタが来ることで、サッカーのスタイル、クオリティー、クラブの中のプロフェッショナリズムの徹底、栄養面の管理やコンディショニング、育成や練習方法などすべてにおいて影響があります、と。実際、彼の存在が非常にいい刺激になっている。
イエニスタが本当に神戸にやって来た
遂にその日が、、
これから新しい友達を連れて東京に帰ります!Going back to Tokyo with my friend. pic.twitter.com/7nj8qnwdVr
— 三木谷浩史 H. Mikitani (@hmikitani) 2018年5月23日
本当に来ちゃうんですね!このツイートは本当に嬉しかったですね。
DAZN入ろうと思いましたw。
そしてイニエスタも次のようなツイートを。
Rumbo a mi nuevo hogar, con mi amigo @hmikitani...🇯🇵⚽ ✈️ 🌍
Heading to my new home, with my friend 🇯🇵⚽ ✈️ 🌍 pic.twitter.com/xeXBw4GYfc
— Andrés Iniesta (@andresiniesta8) 2018年5月23日
で、神戸に来て本当に入団しちゃいました!
この下の映像はある意味Jリーグの歴史においても結構な出来事だと思います。
こんな時代が来るなんて。。
Recién llegado a Barcelona después de 3 dias increíbles! Gracias a todos!!! @vissel_kobe @hmikitani
Just landed in Barcelona after 3 amazing days! Thank you all!!! pic.twitter.com/7t98D6ES3j
— Andrés Iniesta (@andresiniesta8) 2018年5月26日
この映像の一番最初の部分でイニエスタが椅子でなくキャビネット?に笑顔で腰掛けているのがほのぼので良いw。
そしてJリーグデビュー
7月22日イニエスタがJリーグデビューを果たしました。
湘南戦で後半14分に遂にJリーグでベールを脱ぎました。
試合は0−3で負けてしまいましたが、随所にこれぞイニエスタというプレーを出してくれました。
交代でイニエスタがピッチに入る時の歓声はすごかったですね。
「彼とコンディションの話をしたが、やっぱり30分くらいが限界なのかなと感じた。彼が必要だった展開だったので30分間プレーしてもらったのですが、自分のプレーを淡々とやるタイプだと思っています。随所に良いプレーもありました。しかし、準備期間がやっぱり短かった。周りの選手がこういうパスを出してくる、というのがもう少し分かれば、より良い反応ができたと思います。これから時間が経つにつれて良くなっていく」
初ゴール
ダビド・ビジャ(David Villa)
ビジャって誰?
イニエスタは知っていたけど、ビジャって誰ですか?という方もいらっしゃると思います。
はっきり言って自分もここ数年知った位ですし。。w
なんとなく名前は知っていたけど、写真見せられて誰?と聞かれたら答えられなかったです。
さてビジャさん。こちらも凄い方なんですが、なんと来期からヴィッセル神戸でプレーする事が決まりました。
こちらの記事でもお伝えしたように、イニエスタの盟友なんですね。
スペイン代表時代、バルセロナ時代イニエスタと共にチームを支えてきました。
年齢は現在37歳と全盛時に比べるとパフォーマンス的には?ですが、イニエスタの素晴らしいパスで蘇る可能性もあります。
スペイン人同士のホットラインにも注目ですね。
Bienvenido a @vissel_kobe, Guaje! Feliz de volver a compartir vestuario contigo 😉😊 💪🏻 @Guaje7Villa
Welcome to @vissel_kobe Guaje! Happy to play with you again 😉😊 💪🏻 @Guaje7Villa pic.twitter.com/a8iBwE3z8U
— Andrés Iniesta (@andresiniesta8) 2018年12月1日
神戸にビジャが現れた時にイニエスタと撮った写真からも、絆の深さが感じられます。
点取り屋
ビジャのポジションはFWです。
得点感覚に優れ、ボールが出る所を分かっていて反応が素晴らしい。
また視野も広くハーフライン近くあたりからでも、キーパーが少しでも前に出ていてると見るや、超ロングシュートを放ち、これがまた、得点になってしまうという凄さも持ち合わせています。
イニエスタの超絶パスからビジャの超絶ゴール。来期はどれくらい観られるのか楽しみですよね。
昨年までアメリカで4年間プレーしていましたが、1.55試合に1点は取っているので、来年も期待大でしょう!
ルーカス・ポドルスキ(Lukas Podolski)
この方、昨年ヴィッセル神戸にいらしたんです。
大変失礼ながら、昨年神戸に入団して話題になるまで一切存じ上げませんでした。
ポドルスキという本物が来るというしか分かりませんでした。
ですので、詳しくはこちらをご覧ください。
左足から放たれる強力なシュートが持ち味であり、スピードを生かした縦への突破からゴール前の味方選手に対してライナー性の高速クロスを供給するなどチャンスメイク能力も高い。ポジションはセンターフォワード、トップ下、左右のサイドハーフを務めることが可能で、サイドで起用された際には「囮のフォワード」としての役割を担うが、本人は中央でのプレーが最適と考えている。その反面、「サイドでは常に上下動を繰り返さなければならず、守備面の約束事が増えると語るように守備意識が低くディフェンスを疎かにする傾向がある。
年間最優秀ゴールは12月18日のJリーグアウォーズにて発表されます。
12月18日 追記
本日、Jリーグアウォーズが行われました。
残念ながら、イニエスタ→ポドルスキのゴールは年間最優秀ゴールには選ばれませんでした。
ちなみに年間最優秀ゴールは川崎フロンターレのこのゴールとなりました。
なんとヴィッセル神戸相手に決めた34回の細かいパスを繋いでからの最後は大島選手のゴールでした。
さすが川崎ですね。
見事です。
以上 追記でした。
ポドルスキは最近のインタビューで次のように答えています。
「ヨーロッパの中でさえ、ポーランドやドイツのように異なっている。日本は別の惑星にあるわけではないので、すべてが全く違うわけではないよ。総合的に、日本人は非常に友好的で、生活は非常に整理されている。日本に来てネガティブなサプライズを感じることはないだろうし、住むことへの恐怖もない。率直に言って、ヨーロッパを寂しく思う気持ちはないんだ。家族と一緒に住んでいれば、どこでも大丈夫。神戸市は150万人の素晴らしい都市で、すべてが上手く機能している。不平を言うことは何もないよ」
まとめ
タイトルはヴィッセル神戸サポーターに今なるべき3つの理由の方が良かったかもしれませんw。
しかし、こういう選手がJリーグでプレーすることにより、もっと試合を観たいと単純に思う方々が増えればいいなと思います。
試合自体は面白いものかもしれませんが、これがずっと続く訳でもないですし。
継続的にこういう世界のトップ選手が来たりすればにわかは増えると思いますが、ホリエモンもテレビで言っていたように、
常連客を作らないと今後Jリーグは危ない、そのためには強化より人気の出る環境作りをしないといけないということみたいです。
みんなチームの強化をすれば人気がでると思っているけど逆ですよ。強化より先に、人気を得るための環境つくりをしなければならない